不要不急の外出は避けながら、それでも食品のお買い物は欠かせません。
「京都府産 朝掘りサニーレタス!!」
「わぁ、新鮮でおいしそう!!」
手に取るとレタスが巻かれた透明のフィルムとレタスの間に何やら動くものが・・・。
うん?・・てんとう虫!!
朝掘りだから逃げる間もなくレタスと一緒に巻かれて、
気がつけスーパーまで来てしまったのですね・・・。
割と大きなサイズのレタスに圧倒されていたのですが、てんとう虫を見つけて購入を決めます。
もごもご動いているてんとう虫を眺めながら足早に買い物を済ませようとする私ですが、
品出しをしている女性の店員さんに思わず声をかけます。
「ここにほら、てんとう虫がいます」
「あっ、すみません!取り出しましょうか!」
「いえいえ、いいんですこのまま買って帰って、外で放ちます」
どうして私は声をかけたのかなぁと考えると、
私はてんとう虫を助けてあげるねん!ということを聞いて欲しかったのだろうと思いました。
そういえば、研鑽の始まりの時期に私の助けたい願望の存在を指摘されたこともありましたが、
当の本人にはそこまでの意識は全くなく、全力でなすべきことを成すとの思いなのですが・・・。
・・・てんとう虫の姿が見えなくなりました。・・・
スーパーの中で逃げても踏まれるか見つかっても下手すると潰されるよ・・・
きっと中にもぐりこんだかな・・・
・・・流し台でフィルムを解いて下向きにゆすります。・・・・
ぽと。いた!! よかった〜! あっ、でもちょっと下の羽が出てるな・・・
ダメージを受けてるかも・・・
みどりの多い方向に出て手のひらの上で様子を見ます。
羽を動かして、下の羽がやはり動かしにくそうに何度か試しています。
それでも羽ばたきました。
風のせいか、ダメージのせいか、やや蛇行する飛行線でしたが・・・。
頑張れ! あ〜よかった〜〜!
と、しんそこ思い幸せな気持ちになりました。
待てよ?
こんなにうれしいということは、救いたい願望が私の中にあるなあ・・・((笑))
そんなことにもこころを動かすGWでもありました。
例年GWは学会での研鑽がらみの締め切りがあるので追い込まれていますが、
今年は学会入会以来初めてエントリーをせず、他の論文作成の準備に時間をかけました。
時間をかけて調べて準備をしていくことの学びをしていました。
アイデアを括るべし!
てんとう虫を放つほどの即時的な解放感とはちがうものですが、
準備を整える中でまとまって来るような新しい感覚を覚えています。
括られたアイデアは死ぬのではときっとこころのどこかでは危惧していた私のように思います。
確かにそのような側面は否めませんが、
それでもちゃんとその息継ぎは先達の教えが道をつけてくれ、
血の気が戻るかもと予感する今日この頃です。
効率よくではなく時間をかけることも必要なことですね。
しかし時間をかけれるということはとっても贅沢と思います。
とはいえ仕事の一環でもありますので、
切迫感と距離をとって時を豊かに彩ってゆきたいと思います。
てんとう虫の放つから、私の話に移行しました。
背中に張り付く不安が時々カイロのように温かく変化することもあります。
こころとは不思議なものです。
今回は営業色を弱めてつぶやいてみました。
お立ち寄り頂きありがとうございます。
皆さまもどうぞお身体大切に、安全を最優先に日々をお過ごしください。