ひなぎく心理ルームでは臨床心理学の立場から、いろいろな心の「悩み」や「葛藤」、「違和感」などに対してお話を充分にお聴きし、共に見つめ、整理しながらカウンセリングを進めていきます。
来年度に向けて

年度末は大人も子どもも何かと忙しいことです。

今回は、「私の歩み」のカテゴリーで、来年度に向ける思いをつぶやきます。

意識的に考えることと、いざ歩みをすすめる中で感じることは、必ずしも一致しません。

それでも、何かの選択を迫られたときには、意識的に考えて選択しないといけません。

みなさまも、日々、選択しながら、修正しながら歩みをすすめておられることと思います。

 

4月からは、これまで通り、ひなぎく心理ルームに来室くださる方に向き合いながら、

開業臨床にいそしむことです。

そのことと並行して、精神分析の研鑽を重ねることも大切なことです。

そして、社会活動では、私の最初の師が、関西いのちの電話で研修委員をしておられたことや、

私も二十歳の時に京都いのちの電話の相談員として認定され、多忙で電話相談活動を辞めてからは、年間1万円の資金ボランティアとして現在まで継続してきました。

30代半ばで臨床心理士の資格を取得して、2012年からは京都いのちの電話の研修委員として、

相談員さんの個人スーパービジョンをはじめとする活動をさせていただくようになり、この度、

研修委員長を引き受けて欲しいとお声かけいただき、私の生業である面接業務や、

精神分析臨床にまつわる今後の研鑽を最優先にしたい旨を快諾いただけたので、

お引き受けすることにいたしました。その実は、非常に名誉に思い有難いことです。

 

京都いのちの電話が昨年から始めた、電話相談員養成講座説明会で研修委員として私が1時間弱お話することが本年もあり、ただいま原稿を作成中ですが、人の話にこころをつかって耳を傾けるということについて、考えを巡らせていると、大切なことに気づかされることが多く、私自身の臨床にも還元できることを感じています。

 

電話相談員の方々は、中には専門的な知識を持たれている方もいますが、ほとんどの方は、

こころについての専門的な知識を有しておられるということではありません。

しかしながら、かけてくる方のお話に真摯に耳を傾け、ときにかけてくる方の気持ちを汲むような見事な応答をされます。それは、こころの専門家の誰しもが目指すような応答です。

学ぶに値することが山ほどあります。

この度の大役を担っていく中で学ぶことも多いのだろうと思います。

研修委員長は理事にもなり、はじめて理事会にもご挨拶かねてオブザーバー参加しました。

 

また一つ、私の人生に寝耳に水のお話から新たな体験をさせていただく機会を得ました。

残念な程に(笑)有頂天になる気分はなく、早速、もろもろ考えを巡らせています。

京都いのちの電話での活動が、私のこころの在りようと学びの良いリンクを引き起こし、

ひなぎく心理ルームに来室くださる方に、還元されることだと思います。

さらに、精神分析的心理療法を学ぶ後進の育成にも還元できる学びが得られることと思います。

 

目の前のこと、与えられたことに微力ながら精一杯取り組むことが、

次の何かに繋がりをもたせてくれるのですね。そのことをまた実感しています。

 

むりむりむりむり、むりむりむりむり、むり、と繰り返した第一声でしたが…。

大丈夫!!と、はじき返され…。

4月が訪れます。

 

4月の前に3月がまだあります。21日には、説明会での講演もあります。

5月には…、6月には…、おおよそ年間の頑張り事が見えてきました。

 

身体を大切にしながら、精一杯、取り組んでいくことです。

みなさまにおかれましても、どうぞお身体大切になさってください。

お立ち寄りいただきありがとうございました。

| 私の歩み | 14:29 | comments(0) | -
さまざまなご縁

一昨日、全国的に見舞われた寒波、

みなさまにおかれましては何事もなくしのぐことがお出来になったでしょうか。

 

私は、今日になって歩道の通常状態と凍結状態に翻弄され、

4回転倒しかけましたが、立て直すことに成功しました。

あーこわ! わー! あーこわ! 細心の注意をはらって歩いているのに、

最後は連続で、わー!わー!でした。

 

カテゴリーが私の歩みなので、私の歩みの話をしているわけではございません。(笑)

 

あっ、でも似たことかしれません。

転倒しかけても立て直してというところはです。

さまざまなご縁というお題にして記したかったことは、

私の歩みが想像もしていなかったご縁がつながってここまで来たということです。

 

私の方からご縁を持ちたいとアプローチして始まったご縁もあれば、

寝耳に水のお話でお声かけいただいて始まったこともあります。

 

開業臨床も勤務していた医院が閉院に向かう方向でなければ始まっていませんでした。

実は開業臨床のみの方向になったことにも私的な事情が関与していて、

それを機にその方向に舵を切った次第です。

つまり、意識的には絶対にできない冒険のようなことが、その時の状況に左右された結果、

具現化して、振り返えれば伸びるべき方向に芽が伸びているようだといったところでしょうか。

もちろん、不安しかないけれどこの方向で伸びるならそれが良いのかも、

というような私の思いは付随していることです。

 

今後は今までと同様に、

開業臨床において来室してくださる方々に出会っていくことが中心ですが、

そのほかの事業、活動についても今後どのような方向に伸びていくのか、

ご縁が左右することもあるのだろうと思います。

 

2012年より京都いのちの電話の研修委員として活動している中での動きは、

徐々に動きの増加を感じている今日この頃です。

精神分析方面の研鑽は、当ルームの根幹にかかわることですので、

引き続き最重点事項として気を緩めずに励んでいく所存です。

 

少しアップが遠のいていましたので、あっさりめの内容ですがアップしてみました。

それでは、あっさりとこの辺でお開きといたします。

 

寒さ厳しき日々ですが、皆さまにおかれましてもどうぞご自愛くださいませ。

お立ち寄りいただきありがとうございます。

| 私の歩み | 21:26 | comments(0) | -
経験から学ぶ〜わたしのばあい〜

勤労感謝の日に、こんばんは。

そして今晩は、4年に一度のワールドカップ、日本の初戦です。

日本も海外で活躍する選手が増えて、実力があがっているようですね。

どのような分野も、各国との交流で力を上げていくことは大切なことと思います。

 

さて今回は、「私の歩み」のカテゴリーで、今こころに想うことを記します。

今ですか?

はい。今です。(笑)

なので書いた後は変わっているかもしれません。

といいたいところですが、わたしはなるべく、あくまでなるべくですが、

ことばを大切にしたいと思っています。

ことばを大切にしようと思うと、

不用意なことを言ってしまわないように言葉にしないことが増えるのかもしれません。

わたしはまたこれも好みません。

となると、どうなるか…。

 

我ながら歯に衣着せぬ表現にドン引きすることも発生しますし、

ずっと守っていきたい大切なことば、想いもあることです。

ドン引きするような発言も、

たいていは発言の前にマッハの早さでぐるっと考えを巡らせています。

内容によっては覚悟をもって。

ちなみに今、書いていてイメージしているのは、臨床場面以外のことです。

 

わたしにはその生い立ちのなかに、負の経験が山ほどあって、

つきなみなことばですが、今の私にとっては、そのことが財産になっています。

私自身の分析体験と合わせて、私にはひとつのモデルがあります。

ただ、この私の負の経験と引き換えにとでもいいますか、結果として私は誇れる学歴を有していません。私が勉学にいそしむことを快く思ってくれる環境にあったなら私の正確なおつむの程がわかるのですが、それは未だなぞのままです。

 

それでも独学で臨床心理士の資格を取って現在にいたり、

現在においては、有り余る良い環境に身を置き研鑽が行えています。

おおよそ私とは正反対の境遇にあったであろう先生方とです。

大げさでなく、奇跡のような話です。

 

わたしは、私の思いに正直に誠実に歩みをすすめることしかできません。

何ら変わりない思いの中で、経験が増えていきます。

ひとは、経験が増えることで何が変わっていくのでしょうか。

変わるのだなぁと思います。

私も他者からみれば変化しているのだろうと思います。

 

その変化をどう感じるのか、それは本当にそれぞれの自由です。

それでも私のこころの中に変わらずにある想いを「内窓」で覆って、

象徴された表現も含めて全てを真正面から受け止めて痛みを感じるのではなく、

(それでも感じるのですが)内窓で、

温かさをたもち、騒音を低減しながら歩んでもいいんだと思う今日この頃です。

 

内窓は、ヒットです。(笑)

嘘なしで(私としては、ここが大事です)、事業復活支援金をもらえたので、

とりつけました。(当ルームに他県から来室する方のコロナ禍のお休みをうけて)

わたしの大切な職場環境がよくなることは本当に喜ばしいことです。

 

私の臨床は、来室してくださる方々との経験から学び日々更新されています。

尽きることのない学びです。

座学は私の臨床と照らして、これと思うわたしの好む理論を深めていきたいとおもっています。

 

どうやら、さあ、これまでのようにこれからも頑張っていきなさい。

アリの一歩でも愚直に信じて進みなさいとあらためて自身にいいたいようです。

 

私のブログとはいえ、まとまりのないつぶやきにお付き合いいただきありがとうございました。

それでは頑張れニッポン!で、お開きといたします。

お立ち寄りいただきありがとうございました。

京都でも第8波の入口が宣言されました。

みなさまにおかれましても、お身体大切になさってくださいませ。

| 私の歩み | 18:05 | comments(0) | -
こころに想うことについて

今回は、「私の歩み」のカテゴリーで、

こころに想うことについて、今、改めて思うことをつぶやきます。

 

私は幼少期から外で活発に遊ぶことの多い子どもでした。

小学生のある時期は、リレーが流行っていて学校が休みの日には、

朝から晩まで一日中組み合わせを変えては走っていました。

 

そんな私でしたが、人の顔色や気持ちをうかがうことも盛んに行っている子供でした。

それは、周囲の大人の目に「しっかりしている子」と映ることにもつながっていたようで、

近所の若いお母さんが買い物に行くときに私を見かけると必ずといってよい程、

乳児やハイハイする幼子の子守を私に託すことにも表れていました。

その当時は、赤ちゃんが可愛いいと思うだけの私で、何とも思っていませんでしたが、

今から思うと小学校低学年にしてなんと信頼されていたのかと汗がでます。(笑)

 

子どもではなく大人では、母親の気持ちや顔色を見ていた私でした。

それは自ずと周囲の人たちのこころ模様に関心を向けることにつながり、

私は他者の体調の悪さやこころの不穏を感じとるようになりました。

しかしそれは、私自身のこころが消耗するだけとの気づきに至り、

十代で会社員は無理な私であろうと結論していました。

 

ここで何をお伝えしたいのかと申しますと、

私は私のこころに感じていることや、

私自身のことについて私がどう思っているのかなどを、

時には身内に、時には友人、知人を相手に言葉にしてきたと言うことです。

そして、相手に対して連想したことなどを伝えることもよく行い、

思い違いを修正することも頻回にありましたし、相談を受けた私が思うことを伝えた結果、

「なんでわかるの」といわれることもよくありました。

 

つまり私のこころで想うことを、関係性があり可能であれば、

諸々、相手に伝えて、私のこころに想われていることと、

その話相手が感じていることや思っていることとの照合を、私は日常的に行ってきたのです。

これって結構へんなことといいますか、あまりしないことだと思います。

なぜなら聞いた相手が私のことをどのような思うのかということを考慮に入れると、

また違う言い方をするなら、

私が思われたいように、相手に思わせたいなら大きなリスクがあることだからです。

 

そういった点では、私は他者にどのように思われてもよいと思っています。

それは人それぞれに、どう思うか、どう感じるかは自由だと思うからです。

そう思えるとのことは、私のこころが自由でもあることです。

ただ自由であるからといって終始お気楽かといえば全くそうではありません。(笑)

他者が私のことをどう思うのかと言うことも普通に気になります。

 

とりとめもなくまとまりもなく、5月は一回しかアップできていないから、

との思いからこのような記載となりました。

昨日・今日の京都は猛烈に暑くなりました。

今は、涼しさを運ぶ雨模様です。

 

お立ち寄りいただきありがとうございます。

体調管理も大変ですが、皆さまにおかれましてもどうぞご自愛くださいませ。

それではこれにて失礼いたします。

| 私の歩み | 19:51 | comments(0) | -
精神分析の理論を活用するということ

あっという間に5月も折り返しを過ぎました。

今回は「私の歩み」のカテゴリーで、

私が精神分析の理論に傾倒する訳を考えてみたいと思います。

考えるといっても気楽に私が何を書くのかを見てみます!とのことです。

 

私が精神分析の理論ではなく、精神分析(の実践)そのものに出会ったのは、

今から11年前位です。

理論の勉強はもっともっと前から行っていたのですが、

それを自身の臨床に生かそうと思うには至っていませんでした。

 

開業は2005年から行っていましたので、対象関係論を軸とする精神分析的心理療法を提供するまでは、それまで私が学んできた来談者中心療法やユング心理学、トランスパーソナル心理学、

ゲシュタルト心理学、精神分析の対人関係論と自我心理学、などをミックスした、

いわば折衷的な心理療法を提供していたといえます。

私は、折衷的であることに物足りなさを感じていましたし、

なんといっても私が提供する心理療法のある種の限界を感じていました。

 

とはいえ、来室くださる方はそれなりに満足されていて、

ずっと通い続けたいと思って、それぞれの方にとって無理のない頻度が選択されていました。

私が満足できない一番の理由であったことは、

私とのいい関係を維持することで、

その方のこころの奥にあるネガティブなものを扱うことが皆無のようだと言うことでした。

精神障害者の作業所や精神科医院に勤務していたころには、

いやおうなくネガティブな側面への対応を迫られることはありましたが、

こと自身で行う開業となれば、いい関係を維持しながら心理療法を進めることが、

必須のことであるかのように振る舞う私でした。

当時は当時でそれが最善でしたし、このことが特に間違っていたとも思いません。

しかし現在私は、その方がその方の本当に困った関係性を、

私との間で立ち上げる形で私を利用することが出来るなら、

そのような関係の中でその方がどのように生き抜いてきたのかを、

今現在のその方と私とで再認識するような作業を通して、

深くその方自身を理解し直し、それまでとは違った人生が始まる道を選択しました。

 

この道はでこぼこ道です。

いや、でこぼこ道ですらなく、大海原に行くあてなく漕ぎ出した小舟ともいえる程です。

ただそれでも漕ぎ続ければ必ずどこかにたどり着くのです。

こう思えるのは、私の人生が意図せぬご縁でここまでなるようになった、

というモデルがあることや、常にはるか遠くであっても私には先にある光が見えるからです。

その光は、求めて取り組むことで必ず近づいてくるのです。

その光は、その方が何を感じて生きてきたのかということをその方が知るということにつながる光です。

 

それまでの折衷的な心理療法は、その方が面接に来ないより来ていた方がいいみたい、

ということがすべてであり、それ以上でも以下でもなかったことです。

 

自分を知ってどうなるの?

と皮肉めいて思ってみても、私との作業の継続はその光に向かうことしかしません。

その光に近づいたときの感動は言葉では言い尽くせません。

この感動は、それまでの心理療法では全く感じたこともない類のものです。

 

感動するのは、それほどに二人の「苦悩」の歩みがある故なのです。

その感動は私の方だけに先行して感じられることもしばしばあります。

その方のこころの変化をその方自身が感じるまでには相当な個人差があるのもまた事実です。

 

とりとめもなく書いてみましたが、

私は、大人になった方が、改めて自身のこころの成長を感じて、

その方の人生が終わるまでこころの成長を続けられる理論を知り、

その実践に従事している実感を得ています。

なので精進しながらその実感を学びの中で形にして磨きをかけていきたいと思うのです。

 

なんだか、さっくりあっさり書きたいと思っていたのに、濃いですね。(笑)

悪しからずです。

お立ち寄りいただきありがとうございます。

それでは、朝晩は少し寒く感じる今日この頃ですが、

皆様も体調崩されませんようお大事になさってください。

| 私の歩み | 21:22 | comments(0) | -
無意識を意識化するということ

無意識を意識化すると言うこと…。

年の瀬に変なところにスイッチが入っているようで(笑)、少し記載させていただきます。

 

認知行動療法をはじめ他の心理療法と精神分析の大きな違いは、

無意識が想定されているか否かといってよいと思います。

そして、精神分析の理論を軸に据えた臨床家間では、

「無意識を意識化する」との内容は共有される重要事項です。

それをするのが精神分析であり、精神分析的心理療法であるともいえます。

 

さて、実際に無意識を意識化するとはどういうことなのでしょうか。

簡単な説明として、それまで意識していなかった自分の心の中にある何がしかの考えや感情を

認識すること、もしくは、忘れられていたあることを想起することも含まれるでしょう。

 

精神分析的心理療法の臨床実践の中で、

無意識が意識化されたとの認識をどのような時に感じるのでしょうか。

そんなことをそういえば同業の方々と話し合ったことはありませんし、

私自身つねに考えを巡らせているわけでもありません。

 

ただ最近思うのは、無意識が意識化されるとのことは、

簡単な説明として先に書いた内容が最終的な結果と想定して間違いないのですが、

見逃してはならないのは、それはこころの機能レベルの変容が伴っているということです。

そのことを治療者が認識でき、日々の面接の中で言語化できる水準に持ち上げ、

必要に応じてクライエントに伝えることが出来るとのことがあってこそ、

クライエントの無意識が意識化されこころが変化していくのだと思います。

 

当ルームでは2012年よりカウチを導入し、本格的に精神分析的心理療法の提供を開始しました。現在は、不登校児童・生徒の親御さんへのコンサルテーションの提供も行っていますが、

その見立ては、私の臨床経験に精神分析の理論を加味して行われ、日々更新されています。

 

少しの記載は、ここまでといたします。

来年、そして来年度、どのような一年となるか分かりませんが、

健康で日々を過ごしながら、

恵まれた研鑽環境を生かして精神分析の知のすばらしさを私なりに発信できればと思います。

 

お立ち寄り頂きありがとうございます。

皆さまにおかれましてもどうぞ良いお年をお迎えくださいませ。

 

| 私の歩み | 17:26 | comments(0) | -
昨年からの取り組み

今年は京都も、耳が切れるような寒さはなく暖かな毎日となっています。

新しい年が始まり、今年頑張りたいことをしっかりと頑張れる一年にしたいと改めて思う今日この頃です。

 

昨年から参加させて頂いている師の勉強会での学びを、

今年もさらに深めていきたいと思います。

 

また、私が学びながらも、その立ち位置は教える側である社会福祉法人での活動に、

大きな喜びを覚えていることに我ながら驚いています。

これまでの個人スーパービジョンに加えて、毎月定例で固定メンバーの方達に班での研鑽

(事例検討会)を担当することが始まったのですが、みなさん、私の班を選んでくださっている方なので、私は自ずと好意的に思いますし、そこに持ってきてぐんぐん成長されると嬉しくて楽しくて仕方がありません。

学ばれる方たちは、自身の所属する班に出れなかった時は、他の班の研修に参加することが出来るのですが、そのようなゲストの方が、4月からは私の班を希望されたなどと聞くと

「嬉しい!!」と、騒いでしまいました。(笑)

 

私が敬愛する師に学べている喜びに比することはできませんが、

私も私に係るかたに利益をもたらす必要のある立ち位置にいる限り、

お役に立てるように精一杯尽力したいと思います。あたりまえのことですが。

自覚的に思うことは大事なことと思います。

 

お立ち寄りいただきありがとうございます。

暖かいとはいえ、風邪も流行っているようですので、

皆さまにおかれましてもどうぞくれぐれもご自愛ください。

 

 

 

| 私の歩み | 13:14 | comments(0) | -
「本当」は痛い

今日で11月も終わり、明日から師走に入ります。

最近、改めて思います。

「本当」は痛いと。

なので人は「本当」から距離を置くのだろうと。

 

もちろん、人のことではなく私も含めて、思うことです。

「本当」=真実・事実・本物・・・

これらを見据えながら、生きることがいかに難しいか。

 

愛情や憎しみも、「本当」は痛い。

 

臨床実践の話に寄せて考えれば、ビオンは自分や患者の本当のこころ、その時、発生しているこころの事実に、目を向けることが、臨床実践で何よりも重要との視点から、グリッドを導いたのではないかと連想します。

 

自分がどのように生きるか、何を好むか、その時の自分にとっての本当は何か、

たとえ痛くても、本当に出逢えていると思える時、私は同時に幸せでもあります。

このように見ると、人のこころは複雑です。

本当を知りたい、本当から逃げたい、本当なんかない、エトセトラ・・・。

 

私は、「不安で待ち遠しいこと」を、時に行いながら、

師に学び、「本当」に耐え、「本当」に出会うことの意義を探索し続けるのだろうと思います。私が私を「本当」に引っ張り戻すことをくり返しながら。

 

お立ち寄りいただき、ありがとうございます。

皆さまにおかれましても、どうぞくれぐれもお身体大切にお過ごしください。

 

 

 

 

 

| 私の歩み | 16:55 | comments(0) | trackbacks(0)
2019年 春

昭和が終わり平成になった年も、

平成が終わり新たな年号となる今年も、

私にとって節目の年となりそうです。

 

それは、「はじまる」ことに象徴されます。

ふたつ始まることが決まっています。

ひとつは最も参加を望んでいた、

師の主宰する精神分析セミナーへの参加がはじまること。

もうひとつは、ある社会福祉法人で研修委員として個人SV担当に加え、

固定メンバーのグループ研修を毎月担当することです。

この活動は、私の一人目の師が長年されていた活動でもあります。

 

4月より尊敬する師のもとで毎月学べる環境が得られることをこの上なく喜んでいます。

 

社会福祉法人での活動は収益を寄付するのでボランティアですが、

グループを持つ経験は初めてなので、楽しみにしています。

この活動も「聴く」ことなので、私の学びにもなり、

内的には、1人目の師に倣っているのだろうと思います。

 

今までとは、違う世界が広がります。

緊張しています。(笑)

 

現在、俗に五十肩と呼ばれる状況ですが(この一年右肩のみにバックを持ったからかな)

緊張するようなことが始まるというのは何とも贅沢なことだと思います。

今は、子どものように、時の経つのがゆっくりで、

未だ2月、まだ2月か・・・と、思うことしばしば。

もうすぐ3月ですし、気が付けばあっという間に一年が過ぎることと思いますが。(笑)

つつましやかな五十肩なので(笑)、大きな不便はなく「ごめんね」と労いながら、

時の流れに回復をゆだねております。

 

それではこれにて、

お立ち寄りいただきありがとうございます。

 

| 私の歩み | 13:44 | comments(0) | trackbacks(0)
2018年を振り返る

特に振り返らなくてもいいのですが(笑)、少し振り返り自身をねぎらいたいと思います。

先のアップでもお知らせしているところですが、

本年はふたつの認定を取得することができました。

 

ひとつは、日本精神分析学会認定心理療法士、

もうひとつは、公認心理師です。

公認心理師はようやく誕生した心理職の国家資格です。

第1回目の試験での取得となりました。

(厳密には公認心理師の登録申請中で登録証が届けば取得となります)

喜ばしいことです。

 

そして、それにも増して喜ばしいのが、

日本精神分析学会認定心理療法士の認定を得られたことです。

医師が取得した場合は認定精神療法医との名称となり、

これらの上位資格のスーパーバイザー認定を合わせても、

毎年の新規取得者は10名未満です。

5年ごとの更新で、ご事情か(個人的には残念に思います)更新されない先生もおられるので、認定者の総数増加はさらに少数となります。

 

精神分析を学ぶ師に学ぶことは20代から行ってきた私ですが、

二人目の師からの個人分析を受け開眼し、日本精神分析学会に入会してからは実はまだ6年半です。学会に入会した時点から認定を念頭においての研鑽でした。

6年半は長いようですが、おそらく短期間での認定取得ではないかと思います。

それ程に、それなりの達成課題があるということで、

その道のりは希望通りに行くことも行かないことも様々でした。

 

そしてこの道のりが示すものは、歩みを進めるのは紛れもなく私なのですが、

そこには大きな支えがあるということです。

精神分析的心理臨床そのものの魅力も大きな支えであることがまずもってですが、

それと同じく、学びの内容、学びを授けてくださる尊敬できる師の存在そのものが大きな支えと言えます。

そして、公私ともに愛情で繋がる人たちの支えがあることで歩みが進められることです。

独りでは何も成し得ないことを痛感した一年でした。

 

今までの年にはないほど、丁寧に日々を過ごした一年でもありました。

この流れを維持したいとの思いが強くあるところです。

 

話は変わりますが、

今日の午前中に2か所、お買い物に出かけたのですが、すごい人でした。

いつになく真剣な表情で買い物に取り組む女性たち、クリスマス、お正月、

きりのない買い物にうまく切をつけながらいいものをゲットせねばという所でしょうか。

お手伝い参加のお父様方はどこに立っていたらいいのか戸惑うように、女性たちの流れの中でくるくる回っておられました。(笑)

私のお買い物のウキウキの頂点はクリスマス気分を盛り立てるお花と、お正月用の千両のいいものに出会ったことでした。千両はいいものだと1か月近く実をたわわにしたままその姿を維持してくれます。

 

また話は変わりますが、

私の自宅とオフィス双方に、「GRID」の表と「精神分析実践での二つの方法」の資料が硬質ファイルに入れられてあります。それをおもむろに手に取って眺めます。ワクワクします。(笑)

 

振り返りから未来に向かってワクワクすること、今日、わくわくしたことをふたつ記して終わりにします。

私が書いているものなので、私の好き勝手でいいのですが、のびのび記載悪しからずです。

 

いつもお立ち寄りいただきありがとうございます。

 

それでは、皆さまもどうぞお元気で、良いお年をお迎えくださいませ。

 

| 私の歩み | 14:27 | comments(0) | trackbacks(0)
CALENDAR
S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< March 2024 >>
SELECTED ENTRIES
CATEGORIES
ARCHIVES
LINKS